過去の金融ショックを比較

financial crisis comparison

ITバブル崩壊 vs. リーマンショック vs. インフレ・金利ショック(2021–2022)

指標ITバブル崩壊リーマンショックインフレ+金利ショック(2021–2022)
主因ドットコム株バブルの崩壊サブプライム危機による金融システム崩壊インフレ高進行+FRBによる急激な利上げ
期間2000年3月 ~ 2002年10月(約2年7か月)2007年10月 ~ 2009年3月(約1年5か月)2021年11月 ~ 2022年10月(約11か月)

🟢 S&P500 の推移比較

時期高値安値下落率底値までの期間
ITバブル崩壊2000年3月24日
1,527.46
2002年10月9日
776.76
約 -49.2%約2年7か月
リーマンショック2007年10月9日
1,565.15
2009年3月9日
676.53
約 -56.8%約1年5か月
2021–20222022年1月3日
4,796.56
2022年10月13日
3,577.03
約 -25.4%約9か月半

🔵 NASDAQ100 の推移比較

時期高値安値下落率底値までの期間
ITバブル崩壊2000年3月27日
4,816.35
2002年10月7日
795.25
約 -83.5%約2年7か月
リーマンショック2007年10月31日
2,239.23
2008年11月20日
1,018.06
約 -54.5%約1年1か月半
2021–20222021年11月19日
16,573.34
2022年10月14日
10,440.64
約 -37.0%約11か月

補足と考察

  1. 下落期間の長さでは ITバブル崩壊(31か月)が圧倒的。
  2. 下落率の大きさでは NASDAQ100がITバブルで約83%、リーマンで約55%、2022年で約37%と、常に深い調整を受けやすい。
  3. 2022年の下落は、金融政策主導の典型であり、実体経済が崩壊していたリーマン期とは性質が異なる

まとめ:3時期の暴落比較表(下落率と底値までの期間)

指標ITバブル崩壊リーマンショックインフレ+金利ショック(2021–2022)
S&P500-49.2%(31か月)-56.8%(17か月)-25.4%(約9.5か月)
NASDAQ100-83.5%(31か月)-54.5%(13.5か月)-37.0%(約11か月)

投資の話題

Posted by Triligy ONE