金先物取引の完全ガイド
目次
主要な金先物取引所の比較
金先物取引を行える取引所は世界中にあります。個人投資家の場合、それぞれの取引所を利用するのではなく証券会社を通して取引を行います。
CME(COMEX)
- 特徴:世界最大の金先物市場で、流動性が非常に高い。
 - 取引単位:1契約あたり100トロイオンス。
 - 取引時間:ほぼ24時間対応し、グローバルな取引が可能。
 - 決済方法:現物受渡しも可能だが、多くは差金決済。
 
大阪取引所(OSE)
- 特徴:日本国内の投資家向けで、円建て取引が可能。
 - 取引単位:1契約あたり1kgの金。
 - 取引時間:日本標準時間に基づく。
 - 決済方法:差金決済が主流。
 
上海先物取引所(SHFE)
- 特徴:中国市場を代表する金先物取引所で、人民元建ての取引が可能。
 - 取引単位:1契約あたり1kg。
 - 取引時間:中国市場の取引時間に準ずる。
 - 決済方法:現物受渡しが可能。
 
ロンドン金市場(LBMA)
- 特徴:金のスポット価格が決定される市場で、主に機関投資家が利用。
 - 取引単位:スポット市場のため、契約単位は厳密に決まっていない。
 - 取引時間:ロンドン市場の時間に準ずる。
 - 決済方法:主に銀行間取引。
 
取引所比較表
| 取引所 | 通貨 | 取引単位 | 流動性 | 主要投資家 | 
|---|---|---|---|---|
| シカゴマーカンタイル (COMEX)  | USD | 100トロイオンス | 高 | グローバル投資家 | 
| 大阪 (OSE)  | JPY | 1kg | 中 | 日本国内投資家 | 
| 上海先物 (SHFE)  | CNY | 1kg | 高 | 中国国内投資家 | 
| ロンドン金市場 | USD | 不定 | 高 | 機関投資家 | 
この章では、主要な金先物取引所の違いと、それぞれの特徴について説明しました。次の章では、実際に金の先物取引を始めるための手順について詳しく解説していきます。


















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